運転免許皆伝

自動運転ってルール作りが大変なんですね。

2018年3月18日

久々に…日本経済新聞の一面に「自動運転」の記事。

イヤハヤ…これは勉強になりますよ。

自動運転でウンチクを云いたい人は必見の記事かなと。

2018080317日経.png

<出典:20180317日本経済新聞>

簡単にまとめると…

国際ルールがまとまらないので自動運転の車が

走るに走れない状況になりつつある…ということでしょう。

そりゃそうです。

国内で自動運転車を走らせる為には、法整備が整わなけば

いけないワケで、その前提が国際ルール。

その国際ルールが、各国の思惑や状況もあって纏まるのが

難しいようですね。

ポイントをおさえておきましょう。

 ・日本はじめ各国の道路交通の国際ルールが

   ジュネーブ条約

 ・日本はジュネーブ条約を批准している。

 ・ジュネーブ条約下では、

         車任せの運転は認められない。

 ・なので…自動運転を進めるためには改正する

   のがスムーズなのだが、批准国約100ヵ国の

          足並みを揃えるのは難しい。

 ・道路交通にはもう一つの国際ルールである

             ウィーン条約がある。

 ・車社会の進展に伴い、ジュネーブ条約を

   補強する目的でウィーン条約ができた。

 ・ウィーン条約では自動運転を認めている

 ・日本はウィーン条約は未批准

 ・なぜなら、既に道交法をもつ日本は大幅な

          法改正が必要だったから。

ウィーン条約制定は68年.png

 ・アメリカは、自国のルールに世界が合わせれば

   すむと考えていて、ルール作りへの議論に関心がない。

 ・ジュネーブ条約の改正および自動運転の基準作りに

                 積極的に動く日本。

 ・その背景には…かつて国際基準を目指した

   「iモード」が孤立してガラパゴス化したような

          失敗をしたくない日本の思惑がある。

……どうですか。

チョット難しい話ばかりですね。

でも、簡単な話、ルールは統一されないと、

事は進まないのは誰もが分かるところ。

そのルールが自分達のモノがそのまま適用されれば

断然都合イイですからね。

各国必死に駆け引きするワケです。

なので…時間がかかってしまって、技術の進歩が

ストップされてしまっているのはいただけませんよね。

いかがでしょう。

では…。